FIVB 2016リオデジャネイロオリンピックバレーボール世界最終予選

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火の鳥NIPPONは3位で終了 2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会

2016.05.22

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 リオデジャネイロオリンピックの出場権を懸けた戦い「2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会」が5月22日(日)、東京体育館(東京都渋谷区)で大会最終日を迎えました。全日本女子チーム・火の鳥NIPPONはオランダと対戦。リオ行きを決めたチーム同士の対戦となったこの試合はフルセット(20-25、25-13、32-30、15-11)で勝利。本大会を5勝2敗の3位で終えました。

 

 火の鳥NIPPONはこの試合のセッターに田代佳奈美選手(東レアローズ)を起用します。第1セット、序盤から、オランダのサーブや高さある攻撃に押され、自分たちの攻撃を展開できない。次第に息が合ってきた日本は、荒木絵里香や長岡望悠を軸に追い上げを図ったが、オランダの力強いスパイクを防ぎきれず、20-25でセットを落とします。第2セット、日本は長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)、丸山亜季選手(岡山シーガルズ)をコートに送り出します。木村選手の鋭いスパイクやサーブで点を重ねると、荒木絵里香選手(上尾メディックス)の鉄壁ブロックも冴え、16-8と大きくリードを広げると、最後は島村春世選手(NECレッドロケッツ)のブロード攻撃がオランダのコートに突き刺さり、25-13で第2セットを奪い返します。その後第3セットを21-25でオランダ、第4セットを32-30で日本が取り返し迎えた最終第5セット、序盤から、セッター・田代選手と攻撃陣の息が合った攻撃が冴え、日本はリズムよく得点を重ねます。中盤オランダの猛追を受けシーソーゲームとなりましたが、攻守で粘りを見せ、堅実に点を積み重ねた日本が15-11で最終セットを奪いました。

 

◆眞鍋政義監督

「チーム力が出た試合だった。選手18名が集中してくれた。選手、スタッフが一致団結して戦ってくれて感謝したい。リオではロンドン以上の成績を残したい。セッターを田代(佳奈美選手)、リベロを丸山(亜季選手)で起用したが、この大会で出場機会の少なかった選手が活躍してくれて、そして勝てたことで非常に満足している」

 

◆キャプテン・木村沙織選手

「最初はムードに乗れず、難しいゲームとなったが、最後まであきらめずに戦うことができた。今大会はどの試合も1点の重みを感じながらプレーした。オリンピックの試合だと思って今日も戦ったが、内容的には反省することばかり。リオに向けて、とにかく結果を残せるよう全力で戦いたい」

 

◆荒木絵里香選手

「今日は自分自身、パフォーマンスが悪くチームに迷惑をかけてしまったが、最終戦に勝つことができて良かった。今大会はとにかくリオの出場権が取れたということがすべてだ」

 

◆長岡望悠選手

「この大会で一番印象的だったのはリオの切符獲得が達成できたこと。でもまだまだ課題が山積みだと実感している。1試合⒈試合負けられない苦しい場面でもチーム一丸となって全員で目標に向かい、試合を重ねるごとに結束力も強くなっていったと感じた」

 

◆島村春世選手

「今日のオランダの高さをどうやってしのぐかがポイントだった。思い通りにはいかなかったが、最後の最後で粘ることができ、日本らしい試合ができたと思う。高さのあるチームに対し、まだ通用するところまでいかないが、リオでの課題は個人としてもチームとしてもブロックの強化だと思う」

 

◆鍋谷友理枝選手

「今日はこの大会で初めてのスタメンだったが、自分自身にとってすごく課題の残る試合だった。でも全員で勝ちきれたことが印象に残った。大会を通してどの試合も負けられない戦いの中でチーム一丸となってプレーしたと思う」

 

◆田代佳奈美選手

「今日は絶対勝ちたいという気持ちと楽しくやろうと思って臨んだが、ああいう環境でコートに入ったら、やはり難しくてトスもあまり正確ではなく、とても課題が多い試合だった。最後、スパイカーが決めてくれてセッターとして助かった部分があった。今大会を通して大事な場面で自分もコートに立てるようしなければと感じた」

 

◆丸山亜季選手

「オランダ戦でミスがあったが、この試合に勝って終わるという気持ちと、集中力を最後まで切らさずにできたことは良かった。今大会の収穫は全員がどの試合も負けられないという気持ちがすべて出たこと。コートに立たないと分からない緊張感、課題などが自分の中でしっかり持てた」

 

◆ジョバンニ・グイデッティ オランダ監督

「まずは日本チームにおめでとうと言いたい。見応えのある試合だったのでお客さんは大いに楽しんでくれたと思う。今日は当然勝ちにいこうと真剣勝負に出た。負けてしまったが、両チームともバレーの姿勢、強い気持ちが全面に出て素晴らしい内容だった。木村キャプテンはバレーのすべてを知っていてとてもクレバーな選手だ」

 

 

◆5月22日(日)の試合結果

ドミニカ共和国×韓国 3-0(25-23、25-11、28-26)

タイ×ペルー 3-0(25-17、26-24、25-23)

イタリア×カザフスタン 3-0(25-22、25-16、25-19)

日本×オランダ 3-2(20-25、25-13、21-25、32-30、15-11)

本大会は、出場8チームによる、1回戦総当り戦で行われます。

 

○2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会 最終順位

1位:イタリア(6勝1敗、勝点17)☆

2位:オランダ(5勝2敗、勝点16)☆

3位:日本(5勝2敗、勝点14)☆

4位:韓国(4勝3敗、勝点13)☆

5位:タイ(4勝3敗、勝点12)

7位:ドミニカ共和国(2勝5敗、勝点6、セット率=0.437、得点率0.953)

6位:ペルー(2勝5敗、勝点6、セット率=0.437、得点率0.841)

8位:カザフスタン(0勝7敗、勝ち点0)

☆印はリオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得

 

 世界最終予選女子日本大会の全日程が終了し、イタリア、オランダ、日本、韓国のリオデジャネイロオリンピック出場が決定しました。日本がアジア世界最終予選枠として、またイタリア、オランダ、韓国が世界最終予選枠としての出場となります。

 

 なお、東京体育館では、28日(土)より全日本男子チーム・龍神NIPPONがリオデジャネイロオリンピックの切符を懸けて世界最終予選を戦います。火の鳥NIPPONに引き続き、龍神NIPPONへのご声援もよろしくお願いいたします!!

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